2021/03/24

トランスフォーマー/ターボマスター・フラッシュ(スピンロード)フランス販売版

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今回は「トランスフォーマー(THE TRANSFORMERS)」より

ターボマスター・フラッシュ

を紹介します。


「ターボマスター(TURBO MASTERS)」は1991~2年頃に、主にヨーロッパ圏で発売されたTF。この頃アメリカは1990年にG1展開を終了、TFの海外展開はヨーロッパが主体になっていました。
日本では1992年に「合体大作戦/スピンロード」の名で発売。国内展開に関しては後述します。

…で。今回のフラッシュはパッケージが英語でなく、少し調べたところフランスやオランダ等の地域で発売されたバージョンの模様。私はこれらの言葉は全く分かりませんが、これらの地域ではターボマスターは「Canon Masters」の名称で販売された模様です。



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パケ裏の「バイオ&テックスペック」等の文章もフランス語とオランダ語で記載されています。
※ちなみに当初私はドイツ語かな?と思ったのですが、Twitter上でフォロワーさんよりオランダ語と教えて戴きました。ありがとうございます。

私はこのアイテムを地元中古ショップで購入。普段TFの入荷は非常に少ないのですが、一時期何故かこのバージョンの「フラッシュ」「スコーチ(フランス名はDragon)」が入荷していました。
スコーチは日本版持ってるしどうしようかなあ…と迷っているウチに売り切れ。今思えば買っておけば良かったとチョット後悔しています。




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TURBO MASTER
FLASH

(※パッケージはフランス仕様ですが、個人的事情で英名で紹介します)
「ターボマスター」は「TFジェネレーション」等の書籍では1992年度展開と書かれているオートボット(Autobots)のグループ。今回のフランス版パッケージでは1991と表記があり、おおまかに91~92年頃に販売していたと推測できます。

メンバーは大型クラスの「サンダークラッシュ」、中型クラスの「ローターストーム」、小型クラス4体の計6体。今回の「フラッシュ」は小型クラスの中の一人です。
なおディセプティコン側は、同じ6体構成の軍団「プレデター(Predators)」を展開。両軍はライバル関係にありました。



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「フラッシュ(Flash)」はターボマスターの「陽動員(Decoy)」。派手なスタントを好むが、それが良い結果に繋がるので仲間から容認されている…という設定。

ビークルモードは赤く鮮やかなスーパーカーです。



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ターボマスターは武器にもなるタービン型エンジンを備えているのが特徴。フラッシュのエンジンは、ビークルモードで上下左右に動かす事ができます。




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さっそくトランスフォーム!!。まずは後部を展開




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ウインドウ部分を開く事で、ロボの頭部が出現します。




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ロボモードの腕を出し、頭部を起こすことで…





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◎フラッシュ・ロボットモード

ロボットモード完成!!。この時期のTFらしく、変形機構はシンプルです。

スラリとした体型と、ドアが肩になるのがカッコイイと思います。ちなみに私のは中古品で、シールは貼られてませんでした。




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背面。脚部(ビークルモード後部)にミサイルを装着可能。




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ターボマスターは全員共通デザインのミサイルを発射できるギミックを備えています。
アメリカのG1展開後期では、当時の安全基準の都合でミサイル発射機構は搭載できなかったらしく、当時としては画期的だったものと思われます。

フラッシュの武器は「昇降式タービン(central elevating turbine)」。グリップ部が上下に可動し、ビークルモードでは飛行目標を補足する…という設定。



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サイズは約12.5cm。現在で言うデラックスクラスより若干小さめ、スカウトクラス位かな?。



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顔アップ。ターボマスターの特徴として、目部分に「集光ギミック」を取り入れている点があります。目と頭部の一部がクリアー成型されており、後ろから光を当てる事で目が光って見えます

このギミックは現在のTFでも一部で採用されていますが、TFで取り入れたのはこのターボマスター(及びディセプティコン側のプレデター)が初となった模様。




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可動に関してはこの時期のTFらしく、ほぼ変形に関連する部分のみ動きます。

フラッシュというかターボマスターは、全体的にみると「変形+ミサイル発射+集光ギミック」と、非常にオーソドックスな出来が特徴。




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…ただ、アメリカ展開G1末期の1990年は変形を排した「アクションマスター」や、TFを小型簡略化した「マイクロマスター」が主流となっており、
これらのTFは拡張性が楽しい反面、TF本来の魅力である「変形の楽しみ」からやや外れた展開となっていました。

アメリカG1展開が終了した1991年~92年のヨーロッパ圏は、過去商品の復刻やAMに変形機構を加えた「アクションマスターエリート」、元は日本版TFの「モーターベイター」「オーバーロード」、そして今回のターボマスター&ブレデター等を展開。

一部書籍では「TFを元に戻す」「原典回帰」という言葉でこの時期のEU展開を評しており、この時期に「スタンダードなTF玩具」を出した事そのものが評価された様に思われます(私はまあ、後追いなので推測する事しか出来ないのですが)。



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パッケージ裏。変形機構等が掲載されています。

私の場合、バリエーションにそこまで詳しい訳でないので、EU各国でこういったパッケージバリエーションがあるのも今回のアイテムで考えるきっかけになりましたね~。勉強になりました。




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ここからはターボマスターの日本展開について少し。
日本では1992年、通称「合体大作戦(テレビマガジン連載や当時配布の下敷きに掲載)」時期に、小型クラスの4体が「サイバトロン・ロード軍団」の名で発売。

プレデター改め「デストロン・ジェット軍団」との対決セット仕様で発売されました。画像は参考として「マッハロードVSフレアジェット」を持ってきました。




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「合体大作戦」は国内G1展開最終作で、画像は当時のカタログ。
主にサイバトロンの「マイクロTF合体戦士」で構成。他に過去アイテムの色替え「ガードシティ」「バトルガイアー」や、今回のVSセットが発売されました。



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ロード軍団(ジェット軍団)は型こそEU版と同一ですが設定は全く異なります。

フラッシュの日本版「地球支部副隊長スピンロード」は、ロード軍団のリーダー格でスペック等も変更されています。副隊長(隊長は誰なんだろ、シックスビルダー?)らしく地位が海外版の6から9に上がっています。




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私は国内版で「マッハロード(海外名Boss…左)」「ファイヤーロード(Scorch…右)」を所持。あとは「チェッカーロード(Hurricane)」さえあれば揃うのですが、まあのんびりチャンスを待つとします。



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トランスフォーム!。いずれも比較的シンプルな変形と、ミサイル発射ギミックが特徴。ファイヤーロードはシンプルながら前輪~腕の変形が面白いです。

ちなみに海外ターボマスターでは、マッハロードにあたる「ボス」の地位が高く、小型4体の中ではリーダー格の模様です。



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やはりいずれのアイテムも集光ギミックを備えています。集光を意識してか目がやや大きめに作られている感じで、個人的感覚ではタカラ玩具らしい品がある感じで好みです。

ちなみにTFでは93年以降のEU展開やUS「ジェネレーション2」の玩具にもこれら集光ギミックが積極的に採用されました。ビーストウォーズ以降は一時期減少するのですが、その後も現在に至るまでちょくちょく採用されています(直近ではWFCサウンドウェーブとか)。




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さて。ターボマスターやプレデターに採用された集光ギミックですが、日本でほぼ同時期の1992年に展開されていた勇者シリーズ第3作「伝説の勇者ダ・ガーン」の玩具にも多く採用されています。

私は内情とかは知らないのですが、これらの玩具は発売時期も(おそらくはタカラ内の開発時期も)近く、集光の取り入れ方や顔立ちに似た雰囲気があるのが面白いと思います。



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参考までにTFのプレデター「スカイクウェイク(Skyquake)」と、ジェット軍団(型はプレデターと一緒)「フレアジェット(Snare)」「シャドージェット(Falcon)」

それぞれ後頭部から光を取り入れて撮影しています。




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「ダ・ガーン」からは「ダ・ガーンX」「ビッグランダー」。ダガーンの玩具はなんとなくこの時期のTFと、顔の雰囲気とかが似てる感じで好みですね~。

なお勇者シリーズで集光を積極的に取り入れたのは「ダ・ガーン」のみで、翌年マイトガイン以降は激減します。



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合体形態の「グレートダ・ガーンGX」「ランドバイソン」。もはや集光が綺麗だから楽しんで撮ってるだけというw

ちなみに私は同じく集光を備えた「ペガサスセイバー」は未所持。「セブンチェンジャー」はジャンク品を所持していますが(こないだの動画坊主から貰った)、今回は時間の都合で発掘できず。




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話をフラッシュ(スピンロード)に戻して。
今回のターボマスター・フラッシュ。出来としては良い意味で非常にオーソドックスなTF玩具で、遊んでて普通に楽しいです。

個人的には玩具の出来に加え、あの時代にオーソドックスなTF玩具が出た意義という「TFの歴史の縦軸」と、同時期同社のダ・ガーンとの共通項という「TFだけ追ってては見えてこない横軸」を考えるきっかけを与えてくれたアイテムでもあります。

玩具そのものはシンプルですが、その周辺事情に様々な考察のし甲斐があるという「トランスフォーマーが持つ奥深さ」を実感できるアイテムの様に思いますね~。



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コメント

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 こんばんは~。

 フラッシュ、ゲットおめでとう御座います。
 私はこのシリーズ、マッハロードvsフレアジェットのみ持ってるのですが、おっしゃる通り、『変形の楽しみを主軸にした』造りがいいですよね。
 ミサイルの安全基準の事とかあまり意識した事はありませんでしたが、ヨーロッパでは比較的日本に近い感じだったんですかねぇ。後年、アメリカだとインフェルノやホイストなんかの拳発射ギミックからスプリングが抜かれていたのを知りました。

 それから目の集光ギミック、丁度ダ・ガーンと同じ時期だったんですねぇ。私は『ダ・ガーン』の方は、丁度ペガサスセイバーだけ持ってます。(^ ^;) 当時は近所のスーパーの玩具コーナーで、パッケージでも集光ギミックを売りにしていたのを見て、子供心に「おおっ」となりました。

そう言えば、海外だとマッハロード(ボス)がリーダーなんですっけ……。フラッシュ(スピンロード)共々、どっちもリーダーでいけそうな顔つきだと思いました(笑)。


 ではでは。

Re:  アカサカさん

ありがとうございます!。入手自体は数年前なのですが、今回思い立って記事にしました(^^)
玩具としては非常にシンプルかつ堅実で、おまけにカッコイイと、TFの魅力をシンプルに詰め込んだ出来でカッコイイです。
ミサイルに関しては私も普段遊ばないので意識していなかったのですが、いざTFG等で調べると海外G1アイテムはスプリング機構が抜かれたりそもそも発射ギミックが無いのが多いのを再確認できました。

おお!ペガサスセイバーお持ちなのですね!。私の場合ダガーンもランドバイソンも韓国版なのでパッケージについては初めて知りました。参考になります。
マッハロードVSフレアジェットはこのシリーズで初めて入手したので私も思い入れありますね~。当時フィギュア王掲載の頃のTFGで海外でのマッハロード(ボス)のスペックの高さを見て海外設定で遊んだりしてましたw

日本だと多分赤いから?スピンロードがリーダーに選ばれたのかなと推測していますが、仰る通りどちらもヒロイックでリーダーらしさがあると思います。

No title

構造はシンプルではありますが、むしろTFは元来こんな感じだたよなあとおも思います。

変形機構を簡素なのに戻すというのはマイ伝でもやっていましたね。
時代は繰り返すってヤツでしょうか。

ほんでサラッと出てくるダガーン。
ランドバイソンの合体機構は現物を見た時は感心しましたよ。
アニメじゃあどう合体(特に胴体)しているのが分かりにくかったですから。

>迷っているウチに売り切れ
ありますよねえ。

Re: サムスさん

その前がプリテンダー、アクションマスター、マイクロTFとイロモノだったので
元来のモノに戻すという意味でも重要な役割だった気がします。
マイ伝も変形のガラパゴス化をリセットした感じでしたし、そういうのも度々必要になる感じですね。

ランドバイソンはもう20年近く前に、日本版に比べ安かった韓国版を買いました。
ビッグランダーが下半身にくる合体機構など、今でもスゲエって思う完成度ですね~。
フランス版ファイヤーロードは、まさか田舎で自分以外TF買う人間がいると思わなかったので
油断してましたw

No title

今までこの時期のTFは廉価玩具みたいだと思っていたのですが、ミサイル発射ギミックや集光ギミックなど新しい試みに挑戦していたことを知り、記事にある通り横の動きが見えてきて大変面白かったです。

どんな人気作品、玩具シリーズでも落ち目の時代があり、そんなときのキャラクターやアイテムは書籍などに取り上げられることが少ないので、今回の記事は貴重だと感じましたし、箱や設定、日本版のカタログの紹介など、フラッシュ(スピンロード)に対してこれまでに掘り下げた記事は読んだことが無くて最高の記事でしたね。

Re: トギエモンさん

単体で見ると非常にシンプルな玩具なのですが、TF全体の歴史と照らし合わせてみると原典回帰と挑戦、両方に梶を切った玩具なのが良いと思います。

実際この時期は国内G1末期、ヨーロッパ再構築期と苦労の時期ですが、この時期の堅実な展開が後のG2~ビーストウォーズの復活につながると思うと感慨深いです。
TFというと多数の人気キャラも魅力の一つですが、こうしたマイノリティから見えてくるものも多々あるのが面白いです。正直子供が生まれて人気キャラの新規アイテムをバカスカ買えないという事情もあるのですがw、こうした再編期のアイテムの掘り下げでも充分記事を作れる辺りに、改めてTFの魅力を感じますね~(^^)